ビーチサンダル、ゴム草履、フリップフロップ。
国境を超えて世界中で親しまれる現代の足の供の歴史を辿ると、自ずと日本古来の履物文化に行き着きます。
日本で生まれた草履が現代のライフスタイルに合わせて現代のサンダルとして形を変え、
今ではハワイの海辺からインドの僧院にいたるまで、あらゆる場所でわたしたちの日常に溶け込んでいます。
美しく放物線を描く花緒は、普遍的な機能性と構造美でサンダルの形を象徴していますが、そんな完成されたサンダルのデザインを、
この度京都・祇園の老舗履物匠「ない藤」が新たに描き直しました。
日本古来の履物は農耕具として発達し、前かがみの姿勢を支える動きに由来します。
西洋の動きでは、スリッパやサンダルはリラックスした休憩用の履物であり、
日本の履物は農作業や戦闘として活動的に活用するものとしての違いがあります。
日本の履物は指先種に親指の指股にしっかりと力が入り掴む力が出るような履物であるために
ミニマムな作りでありながら大変活動的な道具として使うことができます。
一般的なゴム草履などは履いて数分すると疲れてしまう傾向がありますが、
それはこの違いによって起こるものです。
指股にしっかりと力が入り重心を下げて体を使うことができる特徴をもつJOJO Naitouは、
活動的に1日歩いても疲れない使い方が可能です。